Indeed Japan

すべての人に幸せになれる仕事を
ダイバーシティ、インクルージョン&ビロンギングを目指すIndeedの取り組み

求人情報検索エンジンとして知られるIndeed(インディード)。ユニークなCMが印象深い同社は「We help people get jobs.」をミッションに掲げている。仕事探しを通してダイバースな社会を実現しようとする同社の取り組みはどのようなものなのか。ダイバーシティ、インクルージョン&ビロンギング・ビジネスパートナーのアンソニー大輔エストレラさんに聞いた。 (聞き手/宇田川しい)

様々なグループが活発に稼働

――Indeedでは多くのグループが様々な社会的取り組みを行っているそうですね。

アンソニー大輔エストレラさん IndeedにはIRG(インクルージョン・リソース・グループ)という団体がグローバルで設けられ、その中で様々なグループが活動しています。Indeed JapanではLGBTQに関するグループであるi PRIDEのほか、女性、障害を持つ方、外国人に向けたグループの4つが活動しています。

――LGBTQ以外にも様々な活動があるんですね。ダイバーシティを会社として尊重しているということでしょうか。

エストレラ 当社には5つのコーポレートバリューがあります。そのうちの1つがインクルージョン&ビロンギングです。会社として誰でも働きやすい環境を作ろうということですね。

――インクルージョンという言葉は日本でもかなり知られてきましたが、最近になってその先にあるものとしてビロンギングという言葉が使われはじめましたね。単に包摂するのではなく帰属感を持てる、一体感を持てるというような意味でしょうか。Indeedはそこを目指している。

エストレラ ダイバーシティ、インクルージョン&ビロンギングのビジネスパートナーという役職は今年、私が就任してアジア地域では初めて設けられたもので、Indeed Japanとしてもこれからの取り組みではありますが。


IRG活動がプロダクトにも活かされる

――iPRIDEの活動について詳しく教えていただけますか?

エストレラ まずは社内の啓蒙活動ですね。たとえば人称代名詞をどうするかといったような。

――なるほど、具体的にはどのような言葉になりますか?

エストレラ 男女のジェンダーバイナリに分けられない人を呼ぶ時にはsheでもheでもなく単数のtheyを使うというようなことですね。外部の講師を呼ぶなどもして、様々な意識の啓発を行っています。その他、LGBTQ関連のファンドレイジングを行ったり、LGBTQのフィルムフェスティバルのチケット配るというような活動も行ってきました。またグローバルにオフィスがありますから、IRGを通してコンテンツを共有するなど横の繋がりも大切にしています。こうした活動を通して通常業務では関わりを持たないメンバーと知り合えるというのも良い点ですね。「大人の文化祭」的な活動といったところでしょうか。

――楽しそうですね。

エストレラ でも、こうした活動がプロダクトにも活かされることになるんです。従業員が任意で参加している組織ではありますが、それぞれのIRGにスポンサーとなる役員がいてきちんとコミットもしています。そういうこともあって、他の企業の方が驚かれるくらいグループが活発に稼働しています。サークルというよりは一組織として動いているイメージが近いかもしれません。

――プロダクトに活かされるというのは具合的にはどのようにでしょうか?

エストレラ もっとダイバースな人材を集めたいというお客様の声は多いんです。そういう場合、個々の企業が「LGBTQフレンドリーな会社です」とか「女性がトップを務めています」というようなことをIndeedのプラットフォームでプロモート出来るようになっています。たとえば会社のロゴマークをレインボーカラーに出来るといったような。このようなプラットフォームを作るためにIRGの活動が活かされているんです。

企業にも求職者にも使い勝手の良い求人検索エンジン

――IRGも本業も一体となってダイバーシティ、インクルージョン&ビロンギングを推進してる事になりますね。

エストレラ Indeedは無料で求人情報を掲載することも出来ます。また企業が無料でIndeed上に採用ページを設け流ことも可能です。自社サイトを持っていない様な中小企業であったとしても、無料で自社の求人サイトに代わるようなページを作ることが出来る。Indeed自身の企業ページにも、プライド・パレードに参加している写真などダイバーシティを感じられる写真も使用していますし、こうした写真を自社のページに使う事もできる。コストをかけずにダイバースな企業であることをアピール出来ます。

――企業にとってはありがたいですね。

エストレラ 求職者にとっても使いやすいように工夫しています。Indeedは求人検索エンジンとして自由にキーワードを入れて検索できる。ですから、たとえば「LGBTQ 東京」といったワードで検索すれば、それに紐付いた求人が全て出てきます。

プライドマンスにはLGBTQ向けのオンライン相談会を企画

――プライド・ウィークから6月のプライド・マンスにかけてLGBTQイシューの企画を用意されているそうですね。

エストレラ LGBTQの当事者の方は、仕事探しや、働く環境についてなど、働くという事について悩みが多いと思うんです。仕事をする環境がこういうふうに変わっていったらいいのにという思いを持っているのではないでしょうか。この時期に、そういった方々の声を集めて、世の中に発信していくと言う取り組みをします。

――オンラインの相談会も予定されているそうですね。

エストレラ LGBTQ当事者のインフルエンサーや、企業で実際に働いている当事者、また企業の人事担当者の方を相談員として、直接、悩みを相談したり意見を聞ける場を設けます。これは6月に予定しています。

幸せな人生が、幸せな世界を作る

――Indeedはとても印象的なCMを作ってらっしゃいますね。

エストレラ ありがとうございます。ちなみにアメリカのスーパーボウルにダイバースな内容のCMを出したんですが、これもIRGのアドバイスで作られたんですよ。

――日本のCMにもこれからダイバースなものが登場しそうですね。

エストレラ 楽しみにしてください! Indeedのミッションは「We help people get jobs.」です。すべての人に自分向けのサービスだと思ってもらいたいので、そういった発信に力を入れていきたいですね。ダイバーシティがあることでより豊かな環境を実現できます。人種や性別、障害といった様々な違いがある事によってイノベーションが生まれる。同じような人が集まって、同じような話をしているだけでは変化も起きにくくなってしまいます。

――ダイバーシティはマイノリティにとってのみならずマジョリティにとってもメリットをもたらすわけですね。

エストレラ 私たちのミッションは誰もが仕事を探せるようにという非常にクリアなものです。会社としてダイバーシティ&インクルージョンに誇りを持っています。仕事を得る機会は平等に得られるべきだという思いが会社にあります。それがプロダクトにも現れていると思います。LGBTQに限らず、すべての人の「もっと、こんなサービスがあればいいのに」といった声を集めて、ありとあらゆる方が幸せになれるための仕事を得られる環境作りを実現したいですね。

――とても深いミッションですね。

エストレラ 先ほども言ったようにIndeedのミッションは「We help people get jobs.」ですが、最近ではこれを「We help “all” people get jobs.」とも表現しています。LGBTQを含む全ての人の仕事探しをサポートする。働く事って人生において大きいですよね。自分にあった仕事を見つけることは幸せな人生につながることです。ひいては幸せな世界につながっていくのだと考えています。

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